この記事では近年人気の高まっているヒョウモントカゲモドキ別名レオパードゲッコーの飼育方法について分かりやすく解説していきます。
レオパードゲッコーの魅力
爬虫類は人になつかないとよく耳にしますがレオパは少しちがいます。飼育部屋に飼い主が入るとこちらを伺いながらひょこひょこと動く姿をよく見かけます。べた慣れしてくると手のひらでうとうと寝てくれることも…爬虫類の中でもこの様な姿を見せてくれる種類は珍しいです。こういった動きの可愛さや丸みのあるフォルムが人気の理由であり魅力なのです。
温度・湿度の管理
レオパは暖かいところが好きです。ですが実は寒いよりも暑すぎる方がレオパにとっては危険なのです。寒くなると代謝が下がりエサを消化しづらくなってお腹を壊していたり、脱皮不全になったりしてしまいます。脱皮不全とはうまく脱皮できずに皮が残ってしまいその部分が最悪壊死してしまうことです。
ですが一時的であれば体力が標準くらいあるレオパなら気温が下がっても1日くらいなら耐えてくれます。1番危険なのは夏の暑い日に温度が上がり過ぎてしまうことです。40度を超えてしまう状態が1〜2時間続いてしまうと体内の水分が失われてそのまま死んでしまうことがあります。
温度は25℃〜30℃に保てるといいです。冬はパネルヒーターや保温球などであたためてあげればいいのですが夏は管理が難しくうちはエアコンに頼っています。
次に湿度ですが40%〜60%が適切とされています。朝と夜に霧吹きをしてあげるといいのですがウェットシェルターを使ったり水入れをパネルヒーターが当たる上に置いたりすると乾燥している時間を少なくして脱皮不全を防げます。余談ですが自分は霧吹きをした時に壁についた水滴をぺろぺろ舐めに来る姿はめちゃくちゃかわいいので朝と夜の楽しみにしています。
ビバリア ツインメーターNEO RP−141 爬虫類 両生類 温度計 湿度計【HLS_DU】 関東当日便 価格:798円 |
飼育に必要なもの
㏚
絶対に必要なものは保温器具です。室温で1年間飼育してしまったりすると温度が不足してレオパの体調にもろに影響が出てしまいます。おすすめはコスパも考えるとパネルヒーターです。ですが飼育数が増えてきたりした場合は保温球にサーモをつないで管理するととても便利です。1番楽なのはエアコン一括管理です。
【全国送料無料】ビバリア マルチパネルヒーター 8w 日本製(新ロット新パッケージ) 価格:3120円 |
爬虫類保温セット インフラレッドヒートランプ 50W ライトスタンド 保温球 サーモ【HLS_DU】 関東当日便 価格:12932円 |
次にケースですがこれは完全に自己満です。観音開きのガラスケージでの飼育は手入れも横からでき生体に横からエサをあげることができて可愛い瞬間を観察するのにもおすすめです。ですが飼育数が増えてきた時にスペースをとってしまいます。コスパとスペースのことだけで考えると100円ショップに売っているシューズボックスに穴あけ加工をしたものがめちゃくちゃいいです。見栄えとコスパとスペースの中間地点を取れるのがレプタイルボックスです。上蓋も磁石でストレスなく開け閉めできて全面アクリルなので生体の可愛いところを写真におさめるのにはもってこいです。
三晃商会 レプタイルボックス 爬虫類 ケージ 飼育ケース ヒョウモントカゲモドキ コーンスネーク【HLS_DU】 関東当日便 価格:3550円 |
床材も自己満です。ヤシガラやウッドチップ、デザートサンドなどを入れるといかにも野生の感じが演出できて保湿力も出せて排泄物の掃除はプラスチックスプーンなどでその部分だけをすくい取れるのでいいです。ですがこれまた飼育数が増えてくるにつれて全部のケースに入れるとなるととてもお金がかかってきます。そこで活躍するのがキッチンペーパーです。うちは全てキッチンペーパーにしています。排泄物の処理も何も考えずにキッチンペーパーを取り替えるだけでいいので楽ちんなのとガラス面やアクリル面の汚れが気になる時もキッチンペーパーを剥がしてケースを丸洗いしやすいのがとてもいいです。
デザートブレンド クラシック<2.2kg>/床材 敷材 テラリウム クルミ くるみ 爬虫類 亀 カメ トカゲ 価格:1496円 |
価格:1698円 |
価格:1180円 |
最後にレイアウトや隠れ家になるシェルターですが、ここが1番自己満の世界です。レイアウトを凝ってカッコよく可愛く飼育するのも楽しみ方のひとつで一方で水入れだけにして生体を観察しやすくメンテナンスをしやすくするというのも大事なことです。個人的なおすすめはウエットシェルターと水入れにキッチンペーパーです。性格に個体差があり、臆病な子はわざとシェルターを無くして生活すると人になれやすくなることが多いです。余談ですがアイシェルターというめちゃくちゃオシャレなシェルターがあるんですがキッチンペーパーに水入れにシェルターというシンプルなスタイルにめちゃくちゃあうのでおすすめです。
i Shelter【WH】 アイシェルター【ホワイト】 爬虫類用シェルター 美濃焼 価格:9233円 |
レプタイルディッシュ S/ハープクラフト 食器 エサ入れ 餌入れ 水入れ ミルワーム 爬虫類 スドー SUDO 価格:520円 |
エサ
メジャーなのが活餌のコオロギです。ペットショップなどで簡単に手に入るというのがメジャーな理由です。ですが個人的には1番コスパの悪い餌だなというのが正直な感想です。活餌というのが難しい点で例えば20匹買ってくると数匹あるいは夏場となると半数近くが死んでしまいエサにならなくなってしまいます。活餌で優秀なのがデュビアです。ゴキブリなので少しハードルが高いという人も多いですがゴキブリなだけあってめっちゃ丈夫です。なので買ってきてエサとして大体全てあげ切ることができます。同じゴキブリにレッドローチがいますがこの種類は動きが早くてピンセットで追いかけるのに苦戦します。どちらの種類もプラスチックやガラスのツルツルした面を登ることができないので深さのあるケースで管理すれば問題なく優秀なエサとして活躍してくれます。
1番のおすすめは冷凍コオロギです。冷凍庫を使うというデメリットを除けば長期保管ができてエサの管理もしなくてよく買った分全てエサとして与えることができます。総合的に1番コスパがいいのではないかと考えています。人工餌というものもあるのですがまだショップ側が与えているところが少なくレオパ自体が食いついてくれないというデメリットがあります。
大事なこと
レオパの魅力や飼育方法を紹介しましたがこれはあくまで個人的に10年ほどレオパを飼育していての感想のようなものです。1番大切なのは自分がお迎えした子をたくさん可愛がってあげることです。それではみなさん良い爬虫類ライフを!